J:COMにクーリング・オフはある?初期契約解除で工事前キャンセルできる?
「J:COMにクーリング・オフはある?」
「初期契約解除で工事前にキャンセルできる?」
こう考える人はこの記事を見てくださいね。
こんにちは!管理人のもりです。
この記事では、J:COMのクーリング・オフや初期契約解除、工事前のキャンセル方法をまとめました。
- J:COMは工事前にキャンセルできるか?
- J:COMのクーリングオフと初期契約解除のちがいは?
【まず結論】J:COMのクーリング・オフと工事前キャンセル
それでは内容の前に結論からです。
J:COMでは工事前にキャンセルできます。
また、工事前にキャンセルすれば、工事費、撤去工事費などの費用はかかりません。
工事前のキャンセルはJ:COMマイページ(こちら)から手続き出来ます。
ただしマイページからの手続きは前日の23時30分までです。それ以降はカスタマーセンターに電話してください。
月額料金などは、契約日からではなく工事完了後にはじめて発生します。
工事前にキャンセルした以上、サービスの対価について求められることはありません。
なお、J:COMではクーリング・オフ制度ではなく、初期契約解除制度が使えます。
たとえ工事が終わっていても、契約日(契約書面受領日)から8日以内に、書面でJ:COMに契約を取り消したい旨を通知することで、初期契約解除が成立します。
最終日に郵送する際は、ポストに記載されたその日の最終取集時刻を過ぎていないこと、ゆうゆう窓口が開いている時間帯に出すことが必要となります。
J:COMでの初期契約解除の場合、クーリング・オフとは異なり、工事費などが請求されます。
【初期契約解除で請求される費用】
- 工事費
- サービスの利用料金
- 機器のレンタル料金
- 撤去工事費
- 契約事務手数料
ただし、工事前のキャンセルでは工事費などは一切かかりません。
なお、契約日から9日目以降は、通常の手続きで契約を解除することとなります。
長期契約サービスの場合は、契約解除料も請求されます。
そのため「J:COMを利用しない」と決めたら、早く工事前キャンセルしたほうがいいです。
早くキャンセルする事で、費用がかからなくなります。
J:COMのキャンセルはマイページからです。
以下のリンクから手続きしてください。
それでは具体的に調べた結果を見ていきます。
J:COMは工事前にキャンセルできる?
J:COMでは工事前にキャンセルできます。
一度、申し込んだものの、工事前に必要性を考えた結果、J:COMの導入を見送ることにした場合も対象です。
しかも工事開始時間の前なら当日の電話で、前日23時30分前ならオンラインでキャンセル可能です。
J:COMのキャンセル方法やキャンセル料について解説します。
工事前のキャンセルはマイページから
J:COMの工事前のキャンセルはマイページからです。
マイページに「工事・設定のご訪問予定」の表示あれば、キャンセルができます。
【J:COMマイページ】
ただし工事前日の23時30分までに手続きが完了するものにかぎります。
J:COMでは申し込み後に、ケーブル線を引き込みやセットトップボックスの設置の工事を行います。
「工事・設定のご訪問予定」は、スタッフが訪問し工事を行う日時です。
カスタマーセンターへの電話でもキャンセル可能
J:COMではカスタマーセンターへの電話でもキャンセル可能です。
主に以下のケースでは、カスタマーセンター(こちら)電話してキャンセルする必要があります。
【J:COMカスタマーセンターへ電話が必要なケース】
- マイページに「工事・設定のご訪問予定」に情報が反映されておらず手続きができない
- 工事前日の23時30分を過ぎてしまった
- 当日やはりキャンセルしたいという結論に至った場合など
当日のドタキャンも可能ですが、工事担当スタッフに迷惑をかけることになります。
遅くとも前日にはキャンセル対応したいものです。
J:COMでキャンセル料はかかるか?
J:COMは工事前にキャンセルすると、キャンセル料はかかりません。
工事前とは、「J:COMの工事スタッフが訪問していない」「ケーブルの引き込みや機器の設置が無い」場合です。
J:COMの利用開始後の通常解約では、以下の料金がかかります。
【J:COMの利用開始後の通常解約でかかる費用】
- 引き込んだケーブルや設置した機器の撤去費用
- 長期契約サービスの中途解約にかかる契約解除料金
- 番号ポータビリティーサービスにおける設定変更手数料
※引用元:J:COMサポート、チャット回答
しかし、工事前キャンセルではこういった費用はありません。
工事費などの請求を別途で申し受けることは、まずないと考えて間違いありません。
実際にキャンセルした人は?
X(旧Twitter)で工事をキャンセルしたというポストは見られました。
しかし、「キャンセル料」がかかったと言及したものはありませんでした。
また、「J:COM 工事 キャンセル 費用」のキーワードで検索すると、契約解除料金と工事費とポストしていたユーザーはいました。
しかし当該ユーザーは、一定期間J:COMのサービスを利用していていましたので、正しい情報と言えます。
また「J:COM 工事 違約金」で検索すると違約金を支払ったというポストも見受けられました。
しかし、こちらも実際にサービスを受けられている方でした。
つまり、工事前にキャンセル料や工事費を請求された情報はありません。
以上が、J:COMの工事前キャンセルです。
J:COMでは工事前キャンセルの費用はかからず、マイページから手続き出来ます。
工事日当日にキャンセルしたい人は、電話で申告してください。
J:COMはクーリング・オフではなく初期契約解除になる
J:COMは、契約やサービスの性質上、特定商取引法に基づく「クーリング・オフ制度」は受けられません。
その代わり、消費者の救済措置として「初期契約解除制度」が設けられています。
J:COMの初期契約解除制度とは?
J:COMの初期契約解除制度とは、契約書面の受領日、または契約成立日のいずれか遅い日から8日以内なら契約の解除ができる制度です。
J:COMではテレビ、ネット、スマホなどの契約は、初期契約解除制度が適用されます。
J:COM電力やJ:COM HOME(見守りなどを行うサービス)は、クーリング・オフが適用されます。
契約書受領日から起算して8日間は書面で契約解除を行え、書面を発送したときにその効力が生じるのが、初期契約解除制度です。
「J:COMサービスご加入に関する重要事項説明書」にも明記されています。
https://group-companies.jcom.co.jp/
クーリング・オフと初期契約解除のちがいは?
クーリング・オフ制度は、主に訪問販売・キャッチセールス・アポイントメントセールスなどに適用されているものです。
目的は、詳しい知識を持たないもしくは無知で、事実でないことを告げられた結果、誤認して契約を行った消費者を守ることにあります。
クーリング・オフは、その契約を解除できるほか、料金の一切を免れ、支払った金銭等はすべて返してもらえます。
一方でJ:COMの初期契約解除制度は、J:COMスタッフによる訪問営業だけではなく自らジェイコムショップに足を運んだり、J:COMオンラインショップ上で行ったりした契約も対象です。
また、サービスを利用した分の料金等は請求されます。
改めて違いをまとめました。
【クーリングオフと初期契約解除の違い】
クーリングオフ | 初期契約解除 | |
---|---|---|
利用者から見た制度 | 契約から8日以内(一部は20日以内)にキャンセル出来る制度 | 契約から8日以内にキャンセル出来る制度 |
対象のサービス | ・訪問販売 ・キャッチセールス ・アポイントメントセールス | ・J:COMなど電気通信サービス |
目的 | 事実でないことを告げられた結果、誤認して契約した場合のキャンセル制度 | 契約期間がある電気通信サービスのキャンセル |
免除される費用 | ・一切の料金免除 ・支払った金銭も返却される | ・契約解除料 ・工事費や月額料金などの利用した分は支払う |
初期契約解除と解約のちがいは?
初期契約解除制度では、損害賠償や違約金について免れることができます。
たとえ契約書にその定めがあったとしても、契約自体が無効になるからです。
一方で通常の解約をもって契約を終了させる場合は、一旦締結した契約は有効です。
契約書に定められた損害賠償、違約金などは通常通り支払う必要があります。
契約日から起算して9日目になると、解約になります。
「J:COMをやめよう」と思ったら、早めに対応したほうがいいです。
初期契約解除は契約日から8日以内に限られる
初期契約解除制度を適用できるのは、契約日も入れて8日以内です。
8日以内に書面を出さなければなりません。
例えば、4月1日に契約した場合は4月8日まで、4月5日に契約した場合は4月12日です。
契約した曜日が月曜日なら、次の月曜日が終わるまでに申請してください。
なお、電話をかけて口頭で伝えても、その契約を解除したことにはなりません。
そのため書面を郵送して申請します。
なお、初期契約解除は郵送した時点で契約解除となる発信主義を採用しています。
発信とは、ポストに投函した時点ではなく、郵便局の窓口もしくは消印が押された時点です。
最終日、ポストに投函できても郵便局職員の回収が翌朝なら、消印は最終日翌日となり、初期契約解除は成立しません。
最終日は取集時刻前か、ゆうゆう窓口が閉まる前までに余裕をもって出す必要があります。
初期契約解除で免除される費用は?
初期契約解除ができれば、損害賠償や違約金が免除されます。
これは、「J:COMサービスご加入に関する重要事項説明書」にも明記されています。
一部の費用は支払い必要
契約日から8日以内でも、J:COMスタッフによる工事が完了している場合は、以下の費用が発生することがあります。
【初期契約解除で発生することがある費用】
- 工事費
- サービスの利用料金
- 機器のレンタル料金
- 撤去工事費
- 契約事務手数料
実際にテレビやネットを見ているといった状態であれば、その分の利用料は請求されます。
初期契約解除のやり方は?
J:COMの重要事項説明書では、はがきでの通知による解除方法が案内されています。
しかし、はがきで送ると、実際に誤配されJ:COMに届かないケースもあります。
なので、はがきに切手を貼って送るのはおすすめしません。
簡易書留またはネット上で追跡ができるレターパックで送りましょう。
初期契約解除で記載が必要な項目もまとめました。
【初期契約解除で記載が必要な項目】
- 契約締結後書面受領日
- お客様番号
- 契約サービス名
- 月額利用料金
初期契約解除の申請はギリギリではなく早め早めに送るようにしてください。
書面での申請が分からない人は、一度J:COMに電話で相談してください。
J:COMの工事前のキャンセルのよくある質問など
最後に、工事前のキャンセルや初期契約解除のよくある質問も整理しました。
【J:COMのキャンセルのよくある質問】
- 工事日の当日にキャンセルできる?
- 工事後に初期契約解除できる?
- キャンセルのトラブルは消費者庁へ相談
- 初期契約解除の詳細は総務省の公式サイトを確認
以上が、J:COMの工事前のキャンセルのよくある質問などのまとめです。
【まとめ】
最後のまとめです。
この記事では、J:COMの工事前のキャンセルについてまとめました。
改めてポイントを整理します。
- J:COMでは工事前のキャンセルができる
- 前日までのキャンセルはマイページから
- 当日のキャンセルはカスタマーセンターへの電話
- J:COMのキャンセルでかかる費用は無し
- J:COMはクーリングオフではなく初期契約解除が採用される
- 8日以内なら契約解除料がかからない
- 工事後なら工事費や利用料がかかる
以上です。
最後に、J:COMのキャンセルはマイページまたは電話です。
以下のリンクから手続きしてくださいね。
J:COMは早めのキャンセルがおすすめです。